赤ちゃんって触ると温かくてしっとりしてお肌がプニプニですよね。
赤ちゃんのプニプニの癒し効果は抜群で、いつまででも触っていられるたまらない気持ちよさ!
2歳の息子もまだプニプニですが、生まれて数か月の頃のぷくぷくした感じはめちゃくちゃ懐かしいです。
このプニプニこそが水分量たっぷりの証!
赤ちゃんの水分量は体重の80%を占めるといわれています。
つまり飲ませた水分がほとんど赤ちゃんを作り上げているといっても過言ではありません。
となると、飲ませる水分の質や量のチョイスは責任重大!
赤ちゃんを健やかに成長させるためのカギを握っているはず!
ということで、今回は赤ちゃんの水分補給を掘り下げてみたいと思います!
赤ちゃんの水分補給はいつから?こまめな水分補給が必要なワケ
赤ちゃんは大人に比べて脱水症状を起こしがちなため、こまめな水分補給が必要です。
なぜ脱水症状を起こしやすいかというと、赤ちゃんは体の80%が水分なのに、しょっちゅうおしっこや汗で水分を失い続けているからです。
ちなみに、大人の場合、体重1キロ当たり1日40ccの水が必要なのに対し、赤ちゃんの場合は体重1キロあたり1日100~150ccで、なんと大人の3~4倍の水分が必要といわれています。
それだけ必要なのにおしっこや汗ででていってしまうので、水分補給が欠かせないというわけです。
ではなぜそんなに水分がたくさん必要かわかりますか?
実は水分は目まぐるしく成長する赤ちゃんのために必要なエネルギー源なんです。
というのも、生まれてから1歳を迎えるまでの1年間は最も成長が著しく、身長は1.5倍、体重は3倍くらいになります。
ものすごい勢いです!大人だと、体重が1年で3倍になったらえらいことです。ごっつあんです(笑)
その成長スピードを賄うのが水分というわけ。
ここまでくると、わぁ!しっかり飲ませなくっちゃ!!
と思うかもしれませんが、基本的に母乳やミルクを飲んでいる時期はほかの水分を無理に飲まなくても大丈夫です。
離乳食がスタートし始めたら、母乳やミルク以外の水分を少しずつ試してみるといいですね。
ちなみに8か月で離乳食をスタートした息子は、離乳食を始める1週間前くらいから、お白湯を一さじ飲んでもらってスプーンを受け入れる練習をしていましたが、それまでは母乳以外の水分を一切飲んでいませんでした。
離乳食がスタートしても、水分補給はあくまで母乳がメインでしたが、暑い日や汗をたくさんかいた時で、すぐに授乳できない時は一口お茶やお水を飲んでもらうことが徐々に増えていきました。
母乳以外の水分をある程度水分補給として飲むことが定着し始めたのは離乳食がはじまって2~3か月たってから。
日中の授乳が少しずつ水分と置き換わっていく形で水分補給が増えていきました。
水分補給は大切ですが、母乳やミルク以外の水分は飲ませすぎると赤ちゃんに負担がかかります。
実際どれくらい飲めばいいのか、順番にお伝えしていきますね。
赤ちゃんの水分補給!量はどれくらい?飲ませるときに大切なポイントとは?
・赤ちゃんの水分補給の一回量
赤ちゃんの水分補給は離乳食を開始しても1回あたりの水分補給は20~30ccまでで大丈夫です。
30ccというと大さじ2杯分。
大人が見ると結構少ない気がしてしまいますが、この頃の赤ちゃんのご飯(お粥)の量が30gくらいなのでご飯と同量の水分と考えると、十分すぎるな、という気もしてきますね。
我が家では水分は押し付けず、飲みたいときに飲める位置に置いておいて、勝手に飲んでいるということが多かったですね(笑)
名付けて給水ポイント方式(笑)
夏の暑い日は親がこまめに水分補給を促して管理する必要がありますが、普段は飲みたいときに一口飲んでたらそれで十分。
給水ポイント方式にしていると、飲みたいときにちょっとだけ飲むことに慣れるので、一度にごくごくとがぶ飲みすることがなくなるような気がします。
さらに食事中の水分補給ではもうひとつ気を付けたいことがあります。
・食事中の水分補給で気を付けたいこと
食事中の水分補給はズバリ!マストではありません。
よく離乳食の食事とともに水分を与えている方がいらっしゃいますが、実はこれはあまりお勧めしません。
その理由は2つあって、
1つ目は赤ちゃんの消化の妨げになるからです。
赤ちゃんはまだ消化液が未発達で胃液も殆ど出ていません。
そこに水分がたっぷり入ってきてしまうと、ただでさえ薄い消化液がさらに薄まって消化の妨げになるのです。
2つ目は消化力が育たないからです。
水分を飲んでしまうと、簡単に食べ物を胃の方へ流し込んでしまいます。
大人だったら、水分を全部持っていかれるクッキーを食べいてのどに詰めそうだから慌ててコーヒーを飲んだ、なんていうことがありますが、赤ちゃんの離乳食は基本トロトロ。
もともと水分たっぷりで飲み込みやすいようにしていますよね。
食べ物を口に入れたらまずは唾液と混ざることで消化の第一歩が始まります。
離乳食を始めたての赤ちゃんはまだ飲み込むだけで精一杯なのですが、少しずつ「噛む」というスキルを上げていって、唾液と混ぜることをしていきます。
それが、食事のたびにサーっと水分で流し込む習慣がつくと、消化のスキルがなかなか上がっていかないんですね。
ちなみに私の旦那は食事の時に絶対飲み物が欲しい派のお茶飲み星人なんですが、胃腸弱め男子なのに対し、わたしは食事中ほとんど水分なしで行けちゃうタイプで(お酒は別(笑))よっぽどのことがない限りお腹の調子を壊さない胃腸強め女子です(笑)
もちろん、のどに詰まりそうだったり、飲み込めずに苦しそうな時のために水分をスタンバイしておくのはいいのですが、必ず飲ませないといけない、というものではないと覚えておいてくださいね。
・水分を飲ませるときに大切なポイント
水分量よりも何よりもこれだけは押さえてほしい!と思っているポイントがあります。
それは「温度に気を付けること」です!!
何を飲むにしてもこの温度だけはめちゃくちゃ気を使ってほしいんです。
考えてみてください。
離乳食が始まるまで一生懸命調乳していた時、あっついお湯を人肌になるまで頑張って冷ましていましたよね。
母乳はもちろんママの体温で温められてちょうどいい温度で提供しているわけです。
夏の暑い日も、お風呂上がりでホッカホカの時も常温以上を飲んでいた赤ちゃんに、常温より冷たい飲み物を与えてしまうと、胃腸が冷えて消化吸収機能がうまく働きません。
体の中に消化吸収事務所があったとして、クーラーガンガン、極寒の環境下だったと考えると、手がかじかんで仕事(食べ物の処理)が進まなさそうですよね。
冷たい飲み物はそんな極寒の状況を作り上げてしまうんです。
冷たい飲み物を飲みなれてしまっている大人にとって、夏の暑い日にぬるめの飲み物なんて、汗だくを助長する拷問かな、とか思ってしまいますが、赤ちゃんには冷たい飲み物は思いのほか負担になってしまいます。
そんなわけで常温以上を徹底してほしいな、と思います。
赤ちゃんのうちはこの温度管理をできるだけ徹底しておくことで、胃腸に負担がかからず、消化吸収機能(中医学では脾の機能といいます)が整っていくので風邪をひきにくくなったり、免疫力が上がったりといいことがあります。
(ちなみに大人でも、同じように効果が期待できます。)
2歳になる息子のストローマグには今でもぬるめのお白湯を入れていることが多かったです。
すぐに冷たくなってしまう冬は魔法瓶にお湯も一緒に持ち歩いていました。(今も)
そうすると外食の時に出してくださるおひやが冷たくて飲めないみたいで拒否されます(苦笑)が、お腹はめちゃくちゃ強い気がします。
息子の飲み物はほとんどお白湯なのはこぼされても被害が少ないから、という裏話は置いておいて、一応他の飲み物も飲ませていました。
そんな飲み物の種類についてもお話ししていきましょう。
赤ちゃんの飲み物はどれがいい?飲み物選びでの注意点!
スーパーやドラッグストアのベビーフードコーナーには様々な赤ちゃん用の飲み物が売られています。
基本は赤ちゃんに刺激の少ないもの、という観点でつくられているので大体は
・ノンカフェイン
・ミネラル分の少ない軟水(純水)
・糖分が入っているジュース類は甘さ控えめ
こんな感じのものが多いですね。
赤ちゃん用と書いてあるから、どれでもいいんじゃないの、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、飲み物を選ぶときに是非押さえておいてほしいことがあります。
・ジュース類に手を出さない
お白湯やお茶ばかりでは飽きちゃうから…とつい手を出してしまったら最後、赤ちゃんはジュースが大好きになってしまいます。
少量とはいえお砂糖が入っている飲み物は、虫歯の原因になるばかりか、どんどん依存してしまう傾向にあります。
お砂糖への依存は結構強力で、切れやすい子、落ち着きのない子になりやすいといわれています。
ジュース―!!と泣いている子供さん、必ずどこかで見かけますよね。
私は赤ちゃん向けのジュースは売らないでほしいと思っているくらい(笑)
水分補給で甘いものを飲むのはまだ10年早い!と思っています。
・添加物に注意
ベビー用のものなので、保存料が入っていることはほぼありませんが、割とお茶に酸化防止剤(ビタミンCという表記)が入っているんです。
お茶の保存性を高めるために入っていて、ビタミンCと書いてあると、なんかお肌によさそうとか思ってしまいますが、添加物には変わりありません。
ビタミンCそのものは水溶性のビタミンで、たくさん摂ってしまってもおしっことして排泄される比較的安全なものではあるのですが、問題なのはそのビタミンCが合成されたものであることです。
原料に遺伝子組換のジャガイモやトウモロコシを使用していることもあるそうですが、原料の原料は表示義務がないのでその辺も赤ちゃんにあげる飲み物としてはちょっと心配なところ。
レモンを絞って入れているならともかく(そんなお茶もいらないですが(笑))赤ちゃんのうちは不自然なものや無理にとらなくていいものは極力避けたいです。
しっかり探していくとビタミンCが入っていないお茶もあるので、良く成分表示を見て選んでくださいね!
赤ちゃんといえば麦茶なのはなぜ?麦茶以外の選択肢は?
赤ちゃんのジュース以外の飲み物といえば、圧倒的なシェアを誇るのが麦茶です。
なぜ赤ちゃんに麦茶なのかというとノンカフェインであること以外にミネラルが豊富で脱水症状対策になるからです。
夏の暑い日に麦茶を飲む鶴瓶さんのCMがありますよね。
脱水気味になりやすい赤ちゃんにとってばっちりな飲み物。やはりトップシェアには訳がある!
しかし、麦茶薬膳的には少し体を冷やす効能を持ちます。
寒い冬はこれ以上身体を冷やしたくないので他の選択肢も欲しいですよね。
そこで、BABY薬膳的にはお茶も効能を比べながらチョイスしてほしい!と思います。
ノンカフェインのお茶は授乳中や妊娠中のママにもうれしいお茶なので、母子でシェアできるお茶を中心にご紹介します。
・コーン茶
韓国でメジャーなとうもろこしの粒とひげを炒ったものでつくられたお茶です。
トウモロコシはお腹の調子を整えてくれる食材です。
特に梅雨時期の重だるい時や、夏の暑い時の水巡りを良くするのが得意。
体も冷やさないので、麦茶が苦手な赤ちゃんにはコーン茶を試してみましょう。
トウモロコシのひげにはおっぱいを出しやすくする効能も持つので、まだ授乳中のママは母子でシェアするといいですね!
・ルイボスティ
ルイボスティは南アフリカが原産のマメ科の植物で、ビタミンやミネラルが豊富なお茶です。
抗酸化作用があるのでママの美肌対策にもなって、妊婦さんにも安心して飲めるお茶として最近有名になってきました。
赤い色をしているので、薬膳的には血の巡りをサポートしてくれる働きもあるといわれています。
ほのかな甘みが赤ちゃんにも受け入れやすく、身体も冷やさないのでこちらもオールシーズン使えるお茶です。
ママが疲れやすいな、というときや、赤ちゃんが寝てくれなかったり、疳の虫が強い場合は血の巡りを改善できるルイボスティを試してみましょう。
・黒豆茶
黒豆茶は黒い皮の部分に血を増やす効果があります。
また黒い食材は薬膳的に生命エネルギーの底上げができるといわれています。成長発育が著しい赤ちゃんのサポートにもってこいのうれしい効能ですね。
黒豆はタンパク質に分類されるので、赤ちゃんがタンパク質を始めたら試してみましょう。
アンチエイジング効果もあるのでママにもうれしいお茶です!
まとめ
ここまでをまとめてみましょう!
・赤ちゃんの水分補給は母乳やミルクがメインの時期は無理に他の飲み物を飲まなくてOK
・食事中の水分はマストではない!もしものために控えておく。
・飲ませる水分は温度が超重要!温度管理が強い胃腸を育てる。
・添加物や砂糖に気を付けながら、ルイボスティーやコーン茶などの麦茶以外の飲み物にもチャレンジしてみましょう!
いかがだったでしょうか?
なんとなく麦茶飲ませてたな…という方も、是非新たな視点での飲み物選びにお役立ていただけると嬉しいです!
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[…] ちなみにどんなものを飲むのがおススメか、はこちらをご覧ください! https://babyyakuzen.com/2020/04/17/5nomimono/ […]
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