冷たい飲み物はいつから?知らないと怖い赤ちゃんの冷飲食の話

離乳食

だんだん暑くなってくると、冷たいものが欲しくなってきますよね。

暑がりな私にとって暑い季節は地獄です。

でも冷たい飲み物がただお腹を冷やすだけでなく、想像以上に健康に害を与えてしまうって怖くないですか?

それを知ってからは私も、母子共々極力避けるようにしています。

赤ちゃんも冷たいものを食べさせるのを控えるだけで、いろんないいことがあります!

今回は赤ちゃんに冷たいものを与えないでおこう!と思ってもらえるお話しをしたいと思います。

冷たい飲み物はいつからOK?

冷たい飲み物は完了期に入る1歳以降を推奨されています。
さらに1歳半以降は一口くらいなら氷などもOKと書かれているものもあります。

けれど、BABY薬膳としての結論は、いつまででも避けられるなら極力避けてほしいです。

うだるような暑さの日にホカホカの赤ちゃんを少しでもクールダウンさせてあげたくて冷たいものの方がいいかな、と思う気持ち、わかります。

でも、考えてみてください。

ママのおっぱいは冷たいのが出る機能、ついてないですよね?

お風呂上がりのホカホカの時も、暑い夏の昼下がりも、ママのおっぱいは(調乳したミルクももちろん)36~37℃くらいです。

外食などで子供用に出してくださるおひやも、氷こそ抜いてくださっているけれど、結構冷たいのと、煮沸されている水かわからないので気を付けましょう。

人肌のミルクを飲んでいた赤ちゃんにとって冷たいものはとても刺激が強いものです。

それでも少しずつ飲んでいると慣れて飲めるようになり、慣れると、のど越しが良い冷たいものを欲するようになってしまいます。

冷たいものは嗜好品という意識を持つといいですね!

でも、旅行に出かけて、みんなと同じアイスやジュースを飲ませてあげたいな、と思う気持ちもわかります。

旅の思い出として飲食する場合でも、冷たいものは出来れば味覚や胃腸の機能などがある程度整う3歳以降をお勧めします。

息子が1歳9か月の時に行った沖縄(石垣島)では、氷なし、シロップ抜き(シロップを抜けるものはどれか聞いてオーダーしました。)のシークワーサージュースをすこし飲む経験をしました。

氷が断れない時はキンキンに冷えてしまう前に、スプーンなどですくいだして取り除いて飲ませてもいいと思います!

大人でもすっぱ!!と思うくらいの甘みゼロのシークワーサージュースでも十分満足そうでしたよ。

赤ちゃんが冷たいものを飲食したらどうなる?お腹が冷える以上に怖いコトとは?

では赤ちゃんが冷たいものを飲んだらどうなるのでしょう?

お腹をこわしてしまう

冷たいのでお腹が冷えてお腹を壊す、というのは想像できますね。

でも少しくらいなら…

暑いしかわいそうだし…

その気持ちはわかります。

でもそう思っているのはママだけです。

赤ちゃんはまだ冷たいものをまだ知りません。

しかも冷えることが免疫力を落としたり、アレルギーになるリスクを上げたりするとしたらいかがでしょう?

例えば、あなたの周りに花粉症の方いらっしゃいますか?

最近は花粉症の人ってすごく多いですよね。

でも20年前、30年前、花粉症の人って周りでほとんど見かけませんでした。

何が変わったかわかりますか?

それは冷たい物が手軽に買える自販機の普及です。

コンビニや自販機で手軽に冷たいものが飲めるようになって、胃腸の冷えが加速しました。

結果、身体でエネルギーを作り出す効率が知らず知らずのうちに落ちていき、バリアを作る力が弱くなってしまったのです。

お腹が冷えることは、エネルギーを作り出す効率を格段に悪くして、免疫力が落ちてしまうことにつながります

また消化吸収の力が落ちた結果、代謝も落ちてしまうため、太りやすくなったり、少食になったりもします。

東洋医学が根付いている中国では冷たいものを飲む習慣がありません。

以前香港を訪れた時、おひやの代わりにお湯が出てきて衝撃を受けたことがありました。

昔はビールもぬるかったそうです。

(最近は冷たいものを飲むようになってきて、中国でも花粉症の人が増えているとか…)

赤ちゃんは冷たいものが大人以上に刺激になることを是非覚えておきましょう。

余談ですが、私の友人でひどい花粉症をひと夏冷たいものを我慢しただけで克服した人がいます。

温かいものを飲むようにすることで体調がよくなるのは大人も同じなので、母子でチャレンジしてみるのもいいですね!

ちなみにどんなものを飲むのがおススメか、はこちらをご覧ください!
https://babyyakuzen.com/2020/04/17/5nomimono/

貧血の可能性も!

氷をがりがり食べたくなるのは氷食症、といって、貧血のサインでもあるといわれています。

赤ちゃんで氷を欲しがる!ということはめったにありませんが、2歳くらいになって氷を好んで食べるようになったら、鉄分が不足していないか、チェックしてみるといいかもしれません。

東洋医学の考え方では、身体が氷を欲する=身体がものすごく火照っている=身体の冷却機能が異常と考えます。

そんな時は氷で冷やすのではなく、体のラジエーターに水を注いであげることが必要なのです。

身体の芯からほてりを感じると、身体がむずむずして不快になったり、気持ちがザワザワ、イライラと落ち着かなくなったりします。

そんな時はラジエーターに機能してもらえるように、潤いを与えながら体を冷やしてくれる、豆腐や豆乳、そして桃などを取り入れてみましょう!

鉄分が含まれる食材についてはこちらも参考にしてみてください!

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どんな時に冷たいものをあげる?

息子は2歳になるまで、常温以上を徹底していました。

冬はストローマグなどに入れた飲み物がすぐに冷たくなってしまうので、別で魔法瓶に入れたお湯を持ち歩くほど徹底させていました。

結果、今でも冷たいものが苦手そうで、もちろん氷入りの飲み物には見向きもしませんし、

冷蔵庫から出して間もない果物は「つめたい」と言ってすぐに食べられません。

お風呂でシャワーのお湯がまだ冷たかったらすごく怒ります(笑)

果物や飲み物など、冷たくした方がおいしい、と思っているものも、今のところ、ぬるい方が彼には合っているようです。

そんな息子が冷たいものを食べるときがあります。

それは高熱の時です。

高熱でも、わざわざ冷やしたものをあげる、という意識ではなく、本来はからだを冷やす食材を積極的に取り入れる、といった感じなのですが、すこしまだ冷たさを感じるかな、というお豆腐とか、切ったばかりのスイカなど、高熱でつらい時だけは不思議と食べてくれるのです。(夏野菜や夏の果物はそのほとんどが身体をしっかり冷やします。)

普段苦手なものがするっと受け付けられるのは、身体が求めているんだな、と感心します。

最近は液体ミルクなどが出回り始め、温めずに赤ちゃんに上げることが出来るようになっています。

けれど、少しの手間がかかっても、将来の病気のリスクや免疫力を上げるためだ!と思って、是非人肌に温めるようにしてほしいな、と思います。

冷たいものを食べさせないだけで、風邪をひきにくい子になってくれるなら、試してみない手はないですよね!

夏の暑い日で、身体にこもった熱をクールダウンさせてあげたいな、という時は瓜類やトマトなどの体を冷やす食材を食べさせてあげましょう。

我が家は夏のお出かけの時、水分補給とクールダウンを兼ねて、カットしたスイカやメロンを持ち歩くようにしています。

冷たいものをどうしても食べさせたいときは!

夏の暑い日にお出かけをしてみんなでかき氷を突っつく、みたいな家族団らんの時もありますよね。

たまに氷を食べたりすること、将来出てくると思います。

そんなときは、

・食後や食べている合間に温かい飲み物をはさむ

・クーラーの効いた涼しいところで楽しむのではなく、暑いところで楽しむ

こんなことを意識してみるといいです!

私も、冷たい飲み物は必ず「氷抜きで」とお願いするようにしたり、一気飲みしないようにゆっくり飲んだりするように気を付けています。

まとめ

 

・冷たいものは嗜好品!避けられるだけ避ける。

・3歳以降の冷たいものは食べる環境(室外・温かい飲み物)に注意して食べる

・冷たいものを避けるだけで、免疫力や代謝がUPする

 

いかがだったでしょうか?
暑がりで冷たいものが好きな私にはなかなか耳が痛い話だったりするのですが(笑)、

是非、意識してみてくださいね!

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