温かくなってきて、お外で遊ぶ機会が増えてくると気になるのが日焼け。
子供は夏の日差しなんてお構いなしでお外遊びをエンジョイしてしまいますよね。
最近では子供に安心して使えるUVクリームも多くあるけれど、大人のものに比べて威力が小さいものが多く、こまめに塗り直しをしたいところだけれど、何度も塗るのは嫌がってしまったり…。
汗をかいて流れてしまい、思いのほか早く威力が終わってしまったり…。
熱中症対策も兼ねてかぶっておいてほしい帽子も、熱がこもってすぐ外してしまったりして、
そうこうしているうちにほんのり赤く日焼けしてしまった…なんてことありますよね。
私も、赤ちゃんの日焼けは避けたい!と思ってお肌に優しいUVクリームを購入したものの、なんとなくお肌に蓋をした感じになって、お肌に負担がかかりそう、と思ってしまったり、
1日の終わりに一度ぬったクリームをしっかり落としておきたいけれど、赤ちゃんの洗顔はなかなか大変だったりで
気づくとUVクリームもういいや、となってしまっていたことがありました。
UVクリームはできるならぜひ使いたいところですが、効果的に使用するのが大変な赤ちゃんにとっては、なかなか難しいですよね。
そんなお悩みを持つママに朗報です!
UVケアは食べ物でもできるってご存知でしたか?
不十分になりがちな外側からのUVケアを食べ物の力で内側から補完してほしいと思います。
今回は日焼けの影響を東洋医学的に読み解きながら、おすすめの食材をご紹介したいと思います!
赤ちゃんの日焼け対策は必要?日やけで起こる2つの重大リスク
結論からお伝えすると、めちゃくちゃ必要です!
赤ちゃんのお肌はみずみずしくってあんまり日焼けしないイメージですよね。
さらに新陳代謝も大人と比べて活発で、湿疹ができてもあっという間に治ってしまうので、多少日差しがきつくても、帽子かぶってたらいいか~なんて思ってしまいます。
ちなみに、細胞が全部生まれ変わるターンオーバーは、20代のお肌で1か月、30代以降は1カ月半くらいかかってしまうのに対し、赤ちゃんはなんと1週間!うらやましい!!!
けれど、1週間でターンオーバーするなら!と、安心してはいけません。
ねんね期の赤ちゃんは日よけやUVブランケットなどでとにかく日差しを避けるだけでも何とかなりますが、歩き出すとそうはいきません。
赤ちゃんから使えるUVクリームや、つばがひろい帽子などで日よけをするだけでなく、避けられない日差しのケアをしっかりしてあげたいのです。
それはなぜかというと、侮ると恐ろしい2つの理由があるからです。
紫外線のダメージが皮膚がんのリスクになる
日焼けの原因といわれている紫外線は、皮膚の表面だけでなく、皮膚の奥の方、細胞の中までアタックしてしまいます。
傷付いた細胞はせっせと修復されるのですが、修復箇所がたくさんあると、身体が修復することにだんだん疲れてきてしまって、結果、将来の皮膚がんのリスクが格段にアップしてしまうのです。
お肌はきれいに修復されても、内側では知らず知らずのうちにダメージが蓄積されていくので、怖いですよね。
日焼けが原因の肌荒れがアレルギーを起こすことも
日焼けはお肌が火傷を負った状態なので、炎症を起こしてしまうことがあります。
荒れているところから余計なものが入ってきて、アレルギーの引き金になることがあります。
特に顔回りは舐めてしまったら・・・と日焼け止めが塗りにくかったり、よだれで流れてしまったり、食べ物で汚れて拭ったりするのでUVケアが手薄になりがちですよね。
日焼けをしていなくても、アレルゲンになりやすい食材を食べるとき、皮膚につくと、皮膚からもを吸収してしまって、アレルギーになることがあります。
そんな繊細な状態の赤ちゃんのお肌が日焼けでさらにバリアが弱まってしまうと、もう、筒抜け状態。アレルギーのリスクも上がってしまうのです。
我が家も離乳食の始めたての頃は、毎回食事の時に口の周りにべったりとワセリンを塗ってから食べさせるようにしていました。
日焼けの状態を東洋医学的に解説!
では東洋医学の考え方では日焼けをどうとらえるでしょうか?
東洋医学では、「どのような症状になっているか」という部分に着目して症状を捉えます。
赤ちゃんの場合、肌が薄くて敏感で、少しの刺激で赤くなったりしますね。
そんな火傷状態は「火の邪」にやられた状態と考えます。
将来シミやくすみの原因にもなる、というところから、
皮膚の修復には血の巡りを整える必要があるので
身体を冷ましながら、血流を修復してくれる食材をチョイスします。
もちろん、食材は日焼けの予防として食べることもできるので、日差しが気になり始めたら是非取り入れてみてください!
日焼け対策のカギを握る「赤」い食材4選
血の巡りを修復したいので、キーポイントになるのは血と同じ「赤」い食材です。
栄養学的にはお肌の修復をするビタミンCやお肌のサビとりのリコピンが含まれている食材をイメージしていただければと思います!
ちなみにリコピンは加熱すると吸収率がUPする、と言われているので、加熱必須の離乳食中期までの赤ちゃんでもその効果をしっかり得ることが出来ますよ!
にんじん
βカロテンが入っていて、目にいいイメージの人参ですが、実はαカロテンが紫外線のブロックをしてくれる食材なのです。
薬膳的にはお腹の弱い子供のサポートができる食材ですので、
胃腸にやさしく、UVケアもできる優秀食材です。
油と一緒に摂るとより吸収力が上がるので、少量のオリーブオイルや、すりごまなどとあえて食べるとよりGOODです。
我が家では人参はないと焦る食材NO.1です(笑)
ニンジンについてはこちらも是非ご覧ください!
https://babyyakuzen.com/2020/05/06/23carrot/
トマト
抗酸化!リコピン!といえばトマトですね。
トマトは薬膳的には夏の胃薬ともいわれ、胃腸の調子を整えながら、体のほてりを取って、潤いをチャージしてくれる食材です。
朝、日焼け止め対策も兼ねてパクっと食べておくといいですね!
トマトについてはこちらも参考にしてみてくださいね!
いちご
いちごはエラグ酸という美白成分が含まれている上に、薬膳的には暑気あたりを冷ましてくれて、さらに熱によるイライラを押さえてくれる食材といわれています。
暑くなってくるとシーズンが終わってしまいますが、紫外線が強くなり始めるのは3月ごろからといわれているので、イチゴが出回るシーズンに食べて貯金を作っておくといいですね!
すいか
夏の風物詩のスイカはリコピンによって日焼けの対策ができるだけでなく、熱中症の予防やなってしまってからのクールダウンに使える食材です。
水分が豊富なので、水分補給代わりにもなります!
果物についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね!
まとめ
・赤ちゃんの日焼け対策は絶対必要!
・日焼けを防ぐことで、アレルギーの発症や将来の皮膚がんのリスクが下がる!
・赤い野菜や果物は日差しでダメージを受けたお肌の修復に一役買ってくれる
いかがでしたでしょうか?
可能な限り日差しをよけたり、UVクリームなども活用しながら、食べ物で内側から対策して、すべすべベビースキンを守ってあげてくださいね!
ひどい日やけにはお勧めの漢方塗り薬もあります!
ヒビやあかぎれにも効くので一家におひとつ是非!
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